高層天気図 【豆知識13】700hPa天気図の湿潤域は、中・下層雲の広がりとほぼ一致|地上では雨が降る可能性 雨の予測にあたっては、空気の湿り具合を知ることが重要です。その指標となる湿度、露点温度及び湿数(気温-露点温度)について、図解します。そのうえで、空気の湿り具合を700hPa天気図から読み取る手法を、事例を交えて紹介します。 2025.02.11 高層天気図
高層天気図 【豆知識12】500hPa天気図でチェックする寒冷渦|実は地上の天気に大きな影響を及ぼします 寒冷渦には「①上空に寒気を伴い、中心付近には渦がある」「②動きが遅い」「③短時間強雨など激しい気象現象に加え、冬期には大雪をもたらすことがある」などの特徴があります。これらの理解を深めるため、実際の天気図を用いて全部で20の事例を紹介します。 2025.02.09 高層天気図
高層天気図 【豆知識11】切離高気圧、切離低気圧とは?|このタイプの高気圧や低気圧は、異常気象の原因となることがあります 偏西風の蛇行がさらに進展し、その流れがブロッキング型に移行する場合があります。ここで、波動が北にうねって独立(切離)した渦を切離高気圧といい、南にうねって独立(切離)した渦を切離低気圧といいます。このことを、模式図や実際の天気図を用いてお話します。 2025.02.09 高層天気図
高層天気図 【豆知識10】渦度って何?|渦度は、上空の「気圧の谷」や「強風軸」の位置の推定に役立ちます 風が蛇行している所では、渦度が存在します。このうち、時計回りの回転成分のことを負渦度、反時計回りの回転成分を正渦度といいます。渦度を解析することによって、トラフや強風軸の位置を知ることができます。このことを、模式図や実際の天気図を用いてお話します。 2025.02.08 高層天気図
高層天気図 【豆知識9】気圧の谷の軸って何?|発達する低気圧にみられる3つの特徴とは? 発達する低気圧には「①気圧の谷の軸が西に傾いている」「②前面に暖気移流、後面に寒気移流がある」「③前面で上昇流、後面に下降流がある」という、3つの特徴がみられます。これらは、相互に密接に関係しています。 2025.02.07 高層天気図
高層天気図 【豆知識8】偏西風はなぜ蛇行するのか?|上空の気圧の谷(トラフ)と尾根(リッジ)とは? 温度の南北傾度がある限界を越すと、偏西風が蛇行し始め、北の寒気は南(暖気)側、南の暖気は北(寒気)側へ流入します。高層天気図で等高度線が南側に向かって凸となっている部分は、周りより高度(気圧)が低いので、気圧の谷(トラフ)と呼びます。 2025.02.06 高層天気図
高層天気図 【豆知識7】風の収束と発散って?|前線とシアーラインは違うの? 風は、集まる(収束)、又は離れる(発散する)ことがあります。シアーラインでは、一般に風が収束します。また、シアーラインはメソスケール(2~2000km)の現象、前線は総観規模(2000~数千km)の現象に用います。 2025.02.05 高層天気図
高層天気図 【豆知識6】気象現象のスケールとは?|2km以下はミクロスケール 2~2000kmはメソスケール 2000km以上はマクロスケール 気象現象の水平スケールは、小規模(2km以下)、中規模(2~2000km)、大規模(2000km以上)に分類。中規模は、メソγ(2~20km)、メソβ(20~200km)、メソα(200~2000km)に細分。大規模は、総観規模(2000~数千km)、惑星規模(数千km以上)に細分されます。 2025.02.04 高層天気図
高層天気図 【豆知識5】気象庁とWindy.comの高層天気図を使って上空の風を調べる|各天気図によって等高度線の間隔が異なる点に注意 気象庁やWindy.comの高層天気図を用いて「850hPa、700hPa、500hPa、300hPa面の順に高度が高くなるにつれ、等圧面の傾きが大きくなること」「等圧面の傾きに対応して、上空ほど風が強くなること」を確かめてみます。 2025.02.03 高層天気図
高層天気図 【豆知識4】風向に関しては、なぜ東北風と呼ばずに北東風と呼ぶの?|風速の単位 “ノット” って何?|風向と風速について解説します 風向とは、風が吹いて来る方向をいいます。それは風の性質が、来る方向によって決まるからです。風向や風速の表示方法は、気象図の種類によって異なります。今回はそれらの表示方法の違いを、図を用いて整理します。 2025.02.02 高層天気図