2025-02

高層天気図

【豆知識23】季節風(寒波)による西日本での積雪(20事例)、南岸低気圧による関東での積雪(15事例)|両者の特徴を解説

季節風による西日本での積雪20事例と、南岸低気圧による関東での積雪15事例を抽出し、850hPaの等温線(-3℃、-6℃、又は-12℃)の位置を確認。西日本又は関東で雪が積もるときの、下層寒気の流入(南下)程度を図解します。
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【豆知識22】雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろうか?|500hPaや850hPaの気温などに注目

500hPaの-36℃が、大雪(強い寒気)の目安となり、850hPaの-6℃が、地上で雨か雪かの目安となります。このことを、雪が降った7事例について、500hPa・850hPaの気象図と、地上での降雪量の観測データを用いて確認します。
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【豆知識21】季節はずれの暖かさ(寒さ)をもたらす暖気(寒気)移流|19の事例を紹介します

暖気移流で気温が上がり、寒気移流で気温が下がる。ただし暖気移流(寒気移流)の強さ、影響を及ぼす範囲は様々です。このことを暖気移流(寒気移流)によって、季節はずれの暖かさ(寒さ)がもたらされた19の事例で確認します。
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【豆知識20】低気圧の発達に伴う暖気移流と寒気移流|850hPa天気図の等温線を横切って風が吹きます

等温線を横切って、気温が高い方から低い方に風が吹くのが暖気移流。気温が低い方から高い方に風が吹くのが寒気移流。9つの事例を取り上げ「低気圧前面の暖気移流、後面の寒気移流をもたらす風が、等温線を横切る」ことなどを確認します。
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【豆知識19】850hPa風・相当温位図とは?|前線の位置と下層暖湿気の流入域を同時に検出できるスグレモノです

相当温位は、気温と湿度の大きさで変化する物理量。相当温位が高い空気ほど、高温多湿となります。850hPa風・相当温位図では、前線位置の検出に加え、大気下層における暖かく湿った空気の流入をモニタリングすることができます。
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【豆知識18】高度とともに気温が高くなる逆転層|エマグラムから見つけることができます

上空ほど気温が高くなる逆転層。この層は、その構造や成因によって「接地逆転層」「沈降性逆転層」「前線性(移流)逆転層」などに分けられます。これらの逆転層の事例を、エマグラムを使って紹介します。
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【豆知識17】雲の高さを知るには?|エマグラムや気象衛星画像が有効です

エマグラムから、本当に雲の高さを推定することができるのでしょうか?そのことを、実際のエマグラムと気象衛星画像を見比べて、確認します。事例としては、低気圧の前面(東側)や前線付近に広がる雲域に着目してみます。
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【豆知識16】大気の安定・不安定とは?|水蒸気が水に変化するときに放出される凝結(凝縮)熱が、積乱雲の発達に深く関係

水蒸気が水に変化するときに放出される凝結(凝縮)熱は、空気塊を暖めます。このことが、積乱雲の発達に深く関係していることを図解します。また、大気の状態が不安定かどうかを知るために用いられるエマグラムの紹介をします。
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【豆知識15】なぜ雲は上昇流域で発生し、下降流域で消えるのか?|空気の圧縮と膨張に伴う温度変化が大きく関係

断熱圧縮と断熱膨張をキーワードにして、雲が上昇流域で発生し、下降流域で消える仕組みを図解します。さらに「700hPaの上昇流域」と「気象衛星画像の雲域」が対応することを、実際の気象図を使って確認します。
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【豆知識14】700hPaの上昇流域|低気圧に伴う雲域・降水域の予想に役立ちます

雲は上昇流のある地域で発生し、下降流の区域で消えます。空気の上下方向(鉛直方向)の動きを知るうえでカギとなる、鉛直P速度について図解。さらに、上下方向の空気の動きを700hPa天気図から読み取る手法を紹介します。